無農薬のお野菜やお米を食べたい!有機農業をしてみたい!

にっぽん農力全開 2009年12月19日


★★農家さんのご紹介----------------------------------------------------

●●空土ファーム●●

紹介ページ
http://servelle.net/murazukuri/01/post_27.html

●関東・・・栃木県芳賀郡茂木町林

有機農が盛んな栃木県の茂木町、その中山間地の見晴らしの良い高台の上に空土
ファームさんの畑があります。

訪問した日はとても良い天気!畑に立つと周囲の景色が気持ち良い、見上げれば
空も近い、なるほど「空と土の畑」の名称通りです!


農場の名前の詳しい由来は上の紹介ページの、

■始めたきっかけ、こだわりなど:をご参照ください。

安全で美味しい野菜をたくさん「食うど~~!!」...私も気に入りました!


まず園主の松原さんに、畑を案内して頂きました。いろいろ工夫をされています。

最初は鍬だけで始めたそうですが、慣れてきて畑を増やすとだんだん作業が追い
つかなくなり、今は最低限の機械を入れているそうです。

でもいずれは、機械に頼らなくても良いように工夫をしたり勉強中とのこと。

実験的にキク科のレタスとアブラナ科(キャベツやブロッコリー)をコンパニオ
ンプランツとして混植してみたり(防虫効果を期待)、

なるべく化石燃料を使わないことを考えて、ヘアリーベッチ(マメ科)をマルチ
代わりにして草を抑える工夫をしたり、畑のいたる所が実験場。

そこには、いろいろな作物と草が見事に共生していました。(^0^)

また、種の蒔き時や土寄せの時期など、地元の気候に合わせた細かい情報は近所
のおじいちゃんやおばあちゃんに聞けて、とても助かったとのことです。


松原さんは、ご自分のアレルギー体質がきっかけで、安全な食や有機農に興味を
持たれ、ご結婚を機に勤めを辞めて何軒かの有機農家さんで研修をしました

最初の研修農場を選ぶ時の決め手は、その農場のニンジンを生でかじった時の味
だそうです。それはそれは本当に美味しかった!よし研修場所をここに決めよう!

その後縁あって2005年茂木町で就農。

茂木町では町の新規就農者支援制度が整っていて、役所の担当者が家を斡旋して
くれたそうです。

いきなり見知らぬ土地に行っても、家や畑を借りるのはむつかしいですが、あり
がたいことに役所が間に入ってくれたお陰で、南側に面した日当たりのよい家と
、その近くに畑と田んぼを借りることが出来ました。

その後3年くらいは早く軌道に乗せようと、がむしゃらに働いたそうです。


現在は宅配の出荷と、地元のスーパーに野菜を置かせていただいたり、町内の焼
肉屋さんにも野菜を使って頂いています。

スーパーでは他よりも少し高い有機野菜ですので、最初は売れ残りが多かったの
ですが、今では買って下さる方が増えて来ました。

少し高くても美味しい野菜であれば、それを求めるお客様は必ず付いてくれると
確信、これからもお客様の期待に応えていけるようにして頑張ってゆきたいとの
こと。

またある時、宅配のお客様から、

夫婦喧嘩をしている時に空土ファームさんから野菜の宅配が届き、中のさつま
いもを焼いて食べたらとても甘くて美味しかった。気がつくと喧嘩を忘れていた
。ありがとうございます。」

という手紙が届きました。これはとても嬉しかった!これでまた後何年か頑張れ
るなあと思ったそうです。(^0^)

産直市場でよく農家さんの顔写真をかざっていますが、松原さんは自分たちの顔
だけではなくて、私たちからもお客様の顔も見える、そのような関係を作りたい。

そこで月に2回発行している通信では、自分たちの農場はお客様たちの農場だとい
う気持ちでやっていることを伝えています。

つまりお客様の台所とこの畑がつながっているのだ、とイメージしてやっている
ことを伝えられれば良いなあと思います、とのことでした。


研修生も、受け入れ可能だそうです。(事前に要相談)

自分たちはまだまだ確立された有機農家ではないので、研修生には自分たちがい
ろいろ工夫しながらやっている「試行錯誤」を、一緒になってやっていければ良
いのではと思います。

また赤ちゃんが出来ると、今までの条件がこう変化するので、そのようなことも
実地に勉強になれば良いと思います。


今までは精一杯がむしゃらに農業をやってきましたが、お子さまが生まれてから
どうしても奥さまが農作業から離れて子育てに手を取られます。

お二人でやってきた農作業が、ご主人1人に集中。

その上ご主人出荷の作業中などに、お子さまが「とうたん、とうたん」と甘えて
来た時に、

「ああ、時間が無いのに...」と思うよりも、思い直して子どもの気持ちを受け止
められるような、精神的にも豊かなゆったりした気持ちも大切にしたい。

今までは二人でがむしゃらにやってきた立ち上げの2~3年目の時期から、お子さ
まが生まれてきたことをきっかけに、少し立ち止まって力を蓄える時期なのかも
しれない、とのことです。

松原さんは日々の「楽しい実験」に追われながらも、次の段階を目指すために子
育てを楽しみながら、未来のために充電しているようにも見えました。

空土ファームさんは、これからますますバージョンアップして行くでしょう。




●●しおっち畑●●

紹介ページ
http://servelle.net/murazukuri/01/post_28.html

●関東・・・埼玉県比企郡小川町

しおっち畑の塩地さんとは、茨城県で農を営む友人の結婚式のお披露目会で知り
合いました。

まだお若い女性ですが、お一人で畑と田んぼを借りて農をしていらっしゃるとお
聞きし、ビックリ!

場所が有機農で有名な埼玉県の小川町でした。実は小川町はぜひ訪問したいと思
っていたので、早速訪問を申し込み、快く了解して頂きました。

しおっち畑を見せて頂き、その「手作りの畑」の横で以下のようなお話をうかが
いました。


塩地さんは小川町の先輩有機農家さんの所で1年間住み込みで研修しました。

その後はご自分で家を借りて、通いで先輩農家さんの出荷作業のお手伝いで収入
を得ながら、週に2日お休みを貰って自分で借りた畑で野菜作りを始めたそうで
す。

出来たお野菜は少しづつ、近くのレストランなどへの販売を始めました。

そしてついに2009年、先輩農家さんより独り立ちし、自分でお野菜とお米の自給
を開始しました。

今はお野菜とお米だけの自給ですが、元々自給自足というのは食べ物(お野菜や
お米)だけではなく、住む所も自分で建てて、日々の暮らしも薪ストーブなどを
使いエネルギーも自給するのが本当の自給自足、そういった生活がしたいそうで
す。

借りている畑は1反6畝しかないので、いわゆる農家として「就農」したのではな
い、ともおっしゃいました。


ある時無農薬のニンジンの頭の部分を切って水に浸けておくと、そこから青い葉
っぱが出てきたのを見て、その水がもし汚ければ、それを吸って育った野菜もき
れいではないのでは。

実際に売っている野菜って、どんな水分を吸っているのだろう?

畑の野菜と地球はつながっている、水を汚したらお野菜までダメになるのだ、地
球環境に良い生き方がしたい!と感じたそうです。

就職も地球と環境に良いことをしている会社の内定をもらいましたが、就職して
しまうと企業というものはおそらく利益優先なので、自分のやりたい地球環境に
良い仕事は出来ないだろうと思って辞退。

そして本当の自立というのは、親から独立して、自分でお金を稼いでそれで食べ
物を買って食べることではなくて、それは本当の意味での自立ではない。

それではこころから安心できないし、環境にも自分の体にも悪いことをしている
ようでなにか違う。

人に何かを伝えるのなら、まず自分自身が地球にも健康にの良い生き方をしなけ
ればと思い、それを考えて行くと、結局自分はお「百姓さん」になりたいのだと
思ったそうです。


今後については、このようにおっしゃいました。

実際に子どもが生まれれば子供の教育費や、将来は親の介護費なども必ず必要に
なって来るはずです。

将来お金が必要になってくるのが分かっているのなら、自分の必要なお金を稼ぐ
手段を持ちたい。そのお金は農業以外で得たいと思っているとのことです。

なぜなら農業でお金を得ようと思うと、どうしても機械を入れたり、畑を広げた
りしなくてはならないが、私は機械で作業をしても心を込められないし、第一面
白くない。

機械を使わないのは無理しているのではなくて、これが好きなだけ。心を込めて
それが野菜に伝わり美味しい野菜になると思う。

だったら初めからお金をかけなければ、地球にも優しいし良いのに、機械を使わ
なければ食えないと言うけれども、それは自分の考えとは少し違います。

でもまだ、はっきりとした収入の道は見つかっているわけではありません。

お料理が大好きで、そちらの方面でご縁があればなぁと思っています。

そして最後にこうおっしゃいました。

楽しいのが一番です。

ある尊敬している農の先輩に、良い言葉だと言ってもらって嬉しかったこと。

「楽」と「楽しい」は同じ字ですが、楽なことって楽しくないと思います。

機械は楽なのですが全然楽しくなくて、百姓暮らしは楽ではないけれど楽しくて
、自分の楽しいと感じることが一番です。

楽しい中で自分に出来ることが出来れば良いのですが...畑以外に楽しいと思える
ことがことが無いので畑が一番です!


決して力まず無理をせず、ご自分の感性で出来ることをしている。

まだまだ課題もありこれから進化をして行くと思いますが、塩地さんの生き方に
は、とても共感できる部分が多かったです。

ぜひご自分の、楽しい生き方を貫いて下さい!(^0^)

ページ名:にっぽん農力全開 2009年12月19日
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